お知らせ
2021年06月29日
運送会社の点呼とアルコールチェック
運送会社に義務付けられている事のひとつとして、
「点呼」と呼ばれるものがあります。
出庫時等に必ず実施され、「車両に異常がないか」「ドライバーの体調は問題ないか」等、「運行管理者」や「運行管理補助者」といった有資格者が様々な項目をチェックする安全な運行に欠かせないものとなっています。
また、チェック項目の中には平成23年5月1日より義務化された
「アルコールチェック」も含まれており、特に注視すべきものです。
一例として当社の出庫時の流れを簡単にご紹介します。
打刻(労務管理システム)
出退勤時の打刻と運行記録が自動的に集計され、労務時間の把握、管理に使用されます。
検温
新型コロナウィルス蔓延以降、体温チェックを行っています。
車両の点検(日常点検)
重大事故やトラブルを未然に防ぐため、ドライバーが毎日点検を行っています。
他にも車両工場による「3ヶ月点検」や、1年毎の「車検」も行います。
アルコールチェック(点呼)
アルコールチェックには厳しい基準が設けられています。
飲酒運転の行政処分は一般的に「酒気帯び運転:呼気中0.15mg」からが処分の基準となっていますが、トラックドライバーの場合は「0mg」でないと運行する事自体ができません。
他にも多くの取り決めがあり、記録管理やメンテナンスが難しい為、アルコールチェックは専門メーカーと契約する事業者も多く見られます。
また、専門メーカーのものは息を吹き込んだ時の写真が残ったり、アルコールが検出された場合は管理者にメールが送信されるなど、非常に高性能なものとなっています。
点呼の際のアルコール検知器の使用等が義務化されました(国土交通省)
上記の映像は当社が契約している専門メーカーの機器によるアルコールチェックの様子です。
点呼
アルコールチェックは点呼の重要な項目の一つですが、他に「車両に異常がないか」「ドライバーの体調は問題ないか」等をひとつひとつ確認し、記録していきます。
点呼は原則対面とされており、当社では24時間点呼者が事務所にいる体制を取っております。
指差呼称
点呼に異常がなければ、安全スローガンに向かって指差呼称を行い、出発です。
今回ご紹介した内容は日常のほんの一部ではありますが、
日々「お客様の荷物を安全にお届けする」という使命に向かって取り組んでいます。
今後もより一層、安全な輸送を実現するため、
ひとつひとつ積み重ねてまいります。